アシスタント

青木さんは自分の仕事のプレゼン用として、
身近なぼくにイラストを描かせることが多かった。
とりあえず描いたぼくの絵がそのまま採用されることもあって、
アシスタントをするかたわら、
だんだんと自分の
イラストの仕事が入ってくるようになった。
その頃青木さんが大きな広告賞を貰ったこともあり、
ぼくのイラストも露出が増えて仕事が激増。
自分が営業をしなくても、
青木さんとの仕事で描いた作品が次の仕事を
引っ張ってきてくれた。



そのおかげで、朝十時から夜中の二時まで
アルバイトでデザインの下準備をし、
帰ってきてから明け方まで
イラストの仕事をこなすという
多忙な生活が続くようになった。
仕事がこなくて悶々
としていた時期から二年あまり。
その変化にはぼく自身目を丸くしていた。


イラスト:久保誠二郎 文:石川勝己



久保さんへの質問募集!!

いつもLucky!の
ご愛読ありがとうございます。
読者の方々に久保さんに対する
質問を募集します。
仕事に関する事からプライベート、
またはこんなお題について語ってほしい!
ということまで
みなさんの興味のあることを
おしえてください。

応募はこちらから


バックナンバー